映画『娚(おとこ)の一生』は、西炯子さんによる漫画の映像化作品。
この映画、原作漫画も大好きでしたし、海江田教授を豊川悦司さんが演じるというのでずっと楽しみにしてたのです。
「娚(おとこ)の一生」あらすじ
妻子ある男性との恋に敗れ、祖母の死とともに故郷に戻ったつぐみ。
葬儀のあと謎の中年男性、海江田が現れる。海江田は祖母が講師をしていた大学の生徒で生前に祖母から鍵を託されたという。
奇妙な同居生活が始まると、海江田は時に強引に、時に優しく、傷ついたつぐみを癒していく。最初は、海江田を拒んでいたつぐみも、徐々に海江田に惹かれていき…。
大人の恋愛ファンタジー
拾ったイケメン男子と同居する有川浩さんの『植物図鑑』が若い女性の恋愛ファンタジーだとしたら、「娚の一生」はイケメン中年と同居する、大人の恋愛ファンタジーですね。
恋愛に素直になれないつぐみを、52歳の大学教授・海江田が心も体も(!)溶きほぐしていく姿が時に可愛らしく、時にエロく描かれています。
豊川悦司さんが演じる海江田がとにかくカッコイイ。
白シャツ、メガネ、タバコ、下駄、関西弁…!大人女子の好きなもの、全部つめ込まれたキャラクターに、何度膝を叩いたことか…!
つぐみちゃんを乗せて自転車二人乗り、「お腹すいたわ~」と甘える姿、土砂降りの中、つぐみのネックレスを探して、強引に引き寄せてつけてあげるところ…。
大人の余裕と、時に見せる子供っぽさ、そのギャップがまた、たまらんのです。
絶妙なキャスティング
こじらせアラサー女子・つぐみには榮倉奈々さん。図書館戦争の郁ちゃんとは真逆のキャラクターですが、当初、つぐみ役には若すぎるかな?
と思ったけれど、映画が始まってすぐ、彼女の姿が現れると、画面にぴったりとはまっていて、ああ、つぐみだなと。
今まで見ない、エロティックな雰囲気があって、豊川悦司さんの海江田とすごくしっくりくる。づぐみの親友役の安藤サクラさんや、近所のおばちゃん、木野花さん。
そして、つぐみの元カレの向井理さんも、今までのイケメン役にはない卑怯な感じよかった。欲を言えば、もっと嫌な男になって欲しかったかな。

