『容疑者Xの献身』(2008年:日本)

方程式 2000年代

東野圭吾さんのガリレオシリーズ『容疑者Xの献身

映画『容疑者xの献身』は、物語は小説に忠実なのですが、映像ならではの演出も演技も素晴らしかった作品です。

あらすじは原作の感想からどうぞ→

監督:西谷弘, プロデュース:臼井裕詞, プロデュース:鈴木吉弘, Writer:福田靖, 出演:福山雅治, 出演:柴咲コウ, 出演:北村一輝, 出演:松雪泰子, 出演:堤真一

相変わらず福山さん演じる湯川先生はかっこよく、そしてそれに相反するように、風貌のすぐれない石神役の、堤真一さんの演技が素晴らしかったです。

石神の表情ひとつひとつがリアルに感じられました。

もともとガリレオシリーズは、物理実験による推理が見せ場でしたが、今回の相手は天才数学者。

一見、地味になりそうな展開なのに、人物や推理を丁寧に描いていたので、まったく退屈することなく、結果を知っているにも関わらず、目が離せない推理戦に仕上がっていました。

また、石神役の堤さんの演技がハンパないというか、この人の一挙手一投足が実にリアルで、本当にこんな人がどこかにいるかもしれない、と思わせる存在感なんですわ。

石神と湯川先生との友情もよかった。普段クールな湯川先生が石神の犯した行為に対し、感情をかき乱すシーンは切ないですね。

東野圭吾さんの小説では、ときおり人間の内面がひどく醜く描かれていて、そいつらにまったく共感できず、物語にのめり込めないこともありました。

原作の「容疑者Xの献身」ヒロイン、靖子さんがまさにそんな感じで、あまり好きではなかったのです。

でも、松雪泰子さんの靖子さんは、儚げで美しくて、石神がすべてをなげうって守りたいと、そんな風に思わせるだけの魅力のある人でした。

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