『天国はまだ遠く』(2008年:日本)

2000年代

瀬尾まいこさん原作の小説「天国はまだ遠く」の映画版。

『天国はまだ遠く』あらすじ

自殺志願の女性が偶然訪れた「民宿たむら」でそこの主人田村さんと田舎の風景、おいしいごはんによって次第にこころがおちついていく物語です。

詳しいあらすじは小説版をごらんください。

R
¥4,186 (2026/01/08 23:55時点 | Amazon調べ)

個性的なキャスティング

注目はなんといっても田村さん役のチュートリアル徳井さん。
冒とつでひょうひょうとした田村さんの雰囲気がすごく出ていたし、いつものエロい感じもまったく見当たらない。

表情や動作の一つ一つが自然で、まるで原作の田村さんが現れたようでした。

加藤ローサちゃんとの絶妙なかけあいや、ちょっとした間で笑いをつくるところなんかは、さすがM-1チャンピオンの芸人さんです。

加藤ローサちゃんも原作の千鶴にぴったり。
社会に疲れて自殺しようとするものの、失敗してからは無邪気で率直な行動で田村さんを振りまわしてゆくところが可愛かったです。

映画版での演出

原作では、自殺に失敗した千鶴が、民宿たむらの田村さんや地域の人々のおかげで癒されるお話でしたが、映画では千鶴の無邪気な行動で田村さんも周りの人々にもちょっと変化が起こります。

田村さんは悲しい過去をひきずっているし、近所のご夫婦は仲がうまくいっていない。

そんなところに千鶴ひょっこりと入っていったことで、ご夫婦の仲にも変化が現れたり、田村さんもまた自分の過去を振り切ろうとするのです。

原作になかった地元のご夫婦との交流がほっこりとしてよかったなあ。

けれどいつまでも時は止まらない。
ここちよい田舎の生活はずうっと続くかと思われたけれど、千鶴にも田村さんにも、とまっていた時間が動きだしてゆきます。

タイトルとURLをコピーしました