戦前の名作オペレッタ『鴛鴦歌合戦』(1939年:日本)

1900~1940年代

『アーティスト』や『幕末太陽傳』など、何故かこのところモノクロ映画の鑑賞が続いています。今回は『鴛鴦歌合戦』。

昭和14年当時のスタアや有名歌手が総出演の、華やかな音楽劇(オペレッタ)です。

時代劇なのにジャズの音楽が流れ、恋愛、コメディ、アクションありの楽しい雰囲気の映画でした。戦前の映画ってこんなに面白かったんですね。

出演:片岡千恵蔵, 出演:市川春代, 出演:志村喬, 出演:香川良介, 出演:深水藤子, 出演:服部富子, 出演:ディック・ミネ, 監督:マキノ正博
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『鴛鴦歌合戦』あらすじ

浅井禮三郎(片岡千恵蔵)は堅苦しい武士の暮らしが嫌いで浪人暮らし。隣の傘張り浪人・志村狂斎(志村喬)の娘、お春と好い仲。

しかし、豪商の娘のお富やいとこで許嫁の藤尾が現れ、思わぬ恋の鞘当てに。

一方、お春の父・狂斎は大の骨董マニアで、稼いだ金を骨董につぎ込んでしまう。

そこへ同じく骨董狂いのバカ殿・峯澤丹波守(ディック・ミネ)と出会うのだが、殿様は骨董よりもお春を気に入ってしまう。果たして禮三郎とお春の恋路は…

歌ふ侍、歌ふ乙女

ジャズのスイングにあわせてディック・ミネの殿様が歌い、お春やお富(服部富子・服部良一の妹)の美しい歌声が響く。

驚いたのは片岡千恵蔵や志村喬の歌のうまいこと。特に志村喬の低音ボイスのかっこいいことといったら。

小津安二郎映画で好々爺のイメージが強い志村喬さんですが、リズムに乗りながら楽しげに歌うシーンは新鮮でこちらもなんだか楽しくなってしまいます。

色彩が見えるような、宮川一夫のカメラワーク

『鴛鴦歌合戦』を撮影した宮川一夫さんはマキノ正博、黒澤明などの名監督と組んで数々の名作を撮影してきた名カメラマン。

音楽劇ですが、映像やカメラワークがとても美しくて、お春やお富の振袖や、たくさん並んだの日傘、雲が流れる青空など、どれも観ているうちに色が見えてきそうです。

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