『リボルバー・リリー』は、元スパイの女性が、事件の鍵を握る少年を守って戦う物語。
私は『精霊の守り人』や『グロリア』のような女性が強い物語が大好きなんです。ましてや、少年を抱えて逃避行なんて大好物すぎる…!
主演は実写版『精霊の守り人』でバルサを演じた綾瀬はるかさん。『奥様は取扱注意』や『八重の桜』でもピストルぶっ放したり、体術キメたりアクションが素晴らしい。
そして、物語の舞台は大正時代。レトロな衣装やインテリアがまたステキで…!
リボルバー・リリーあらすじ
大正13年、元スパイの小曽根百合は、かつての仲間が巻き込まれた事件を追い、秩父へ。その車内で陸軍に追われる少年・細見欣也を助ける。
やがて、その少年が莫大な軍事資金の行方を担う鍵であることが知れる。執拗に欣也をつけ狙う陸軍。果たして百合は欣也を守り切ることができるのか。
大正ロマンとガンアクション
私が好きなシーンは、レコードをかけながらのガンアクションです!百合たちの店に陸軍が包囲され、奈加と百合が応戦するんです。
その時の歌がエノケンが歌った陽気な『パイのパイのパイ(東京節)』なのがミスマッチで面白い。
元馬賊の奈加(シシド・カフカ)が黒と赤の着物に襷掛けでライフルぶっ放すのかっこよかった!
ラスト近くで、天真爛漫な店員・琴子ちゃんまでが「経験者」で、華やかな銘仙でライフルぶっ放すのもまたいい。
そして、綾瀬はるかさんのアクションのかっこいいことと言ったら!当時のアールデコ風のドレスに身を包み、スカートの下にはガンホルダー!
最期はウエディングドレスのような純白の百合のドレスに身を包み、最後の決戦へ。激闘の果てにドレスがどんどん血で染まっていくんです。
いや、もう、痺れますねこれは。『イクサガミ』や『グロリア』でも、無垢な少年や少女を守りながら戦う大人、かっこいい。
脇を固めるキャストと抜群の設定
百合を守る元海軍の弁護士役の長谷川博己さんかっこよかった。目線がね、セクシーなんですよね。たばこを燻らせる仕草とかも。
敵役の陸軍将校のジェシーの、取り憑かれたような演技もよかった。バラエティで魅せる明るさとは真逆な演技と声。百合への執念はもはや恋のようでした。
そして、時代背景と設定の絶妙さもよかった。黄金ならぬ巨万の富、その鍵である少年を奪い合うのも昔の探偵小説のようでロマンがあります。
大正時代は一見、平和に見えますが、軍縮の裏では一触即発の事態が迫っていたんですね。
陸軍と海軍が仲が悪かったのも本当だし、山本五十六は開戦を止めようとしていたらしいので、史実を挟んだリアリティもあってよかった。
だいたい、陸軍なんてろくなことしないんだから…!
