[映画]山の郵便配達(1999年:中国)

山の郵便配達 1990年代

古き良き、少し前の中国。

山の郵便配達』は、険しい山道を歩いて手紙を運ぶ老郵便局員と後を継いだ息子のロードムービー。古き良き中国の風景や人々、親子愛に泣けます。

監督:フォ・ジェンチイ, 出演:トン・ルゥジュン, 出演:リィウ・イェ, 出演:ジャオ・シィウリ

山の郵便配達 あらすじ

80年代初頭、湖南省西部の山岳地帯。険しい山道を歩いて郵便物を届ける老郵便局員が、足の怪我で引退することになる。彼の跡を継ぎ、息子とともに最後の配達に向かう。

息子は、ほとんど家にいない父親に対して素直になれず、跡を継いだのも若者らしい野心からだった。けれど、父親とともに父親がどんな思いで手紙を運び、家族のことも大事に思っていたのかを知る。

孫の帰りを待つ盲目の老婆に、書いていない手紙を朗読したり、少数民族の美しい娘と出会ったり。

様々な体験を通して、息子は父と、その仕事への思いを新たにする…。

父と息子のロードムービー

「ひたすら実直に真面目に」と説く父を、少しうっとおしく思う息子。

けれども無口な父が旅の合間にぽつりぽつりと、手紙を届ける人々のことや、家族のことを語る時、息子は父を尊敬し、父は成長した息子を頼もしく思います。

トン族の村の結婚式で、村の娘と息子が踊るシーンで、父親は自分の妻との出会いを思い出します。ここはもう、観ていて涙が出ます。

足の悪い父親をおぶって川を渡る息子に、思わずあふれた涙を隠そうとする父親。お互いの思いが表情だけで伝わって、こちらもまた、もらい泣き…。

ところで、この映画にはもう一人(一匹)、重要な役割を担うのが愛犬「次男坊」です。父の相棒だったため、息子についていこうとしなかったり、いろんなところで二人を助けます。

息子だけ行こうとする時「え?お父さん行かないの?Σ(´゚д゚`)」って顔をするんですよ。

これがまた、かわいくて。この映画にはなくてはならない、いいムードメーカーでした。

テクノロジーの進化が激しい中国のことだから、今ならドローンで郵便物を運んでいそう。

原作はこちら。映画と違い、父親の視点から描かれています。他にも読み応えのある短編多数。

集英社
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