前回『柱稽古編』の最後で、無限城に落とされた鬼殺隊員たち。
「貴様らがこれから行くのは地獄だ」
鬼舞辻無惨
実際、地獄の最下層、無間地獄には「落ち続ける」という刑罰があり、永遠にも感じる時間、手強い鬼と戦い続けなければならないのはまさに地獄。
さすが、「作中に仏教の影響が見られる」と言われた『鬼滅の刃』らしい演出です。
果たして、地獄におちるのは鬼殺隊か、それとも鬼か…。
あっという間の2時間半
とにかくもう、あっという間の2時間半でした。いや、もう少し長くてもいいくらい。よくあれだけのエピソードをまとめ上げたものです。
そして映像、これがもうかっこいい。童磨VS胡蝶しのぶ、善逸VS上弦の陸、そして猗窩座VS炭治郎+義勇。
どれも早い、すさまじく早い。動体視力の衰えた中高年には追いつけないくらい早い。それでも技の軌跡や描写力でなんとか場面を追えたのは、制作陣の技術力の高さなのでしょうね。
各場面で見せ場だらけで休む暇も…。あ、あったな義勇さんと炭治郎のやりとり。ここ少しほっこりしました。
私は漫画未読ですが、ファンブック等でおおまかな内容(誰が死ぬとか)は知っていました。いやでも実際に目の当たりにしてしまうとカナヲちゃんじゃなくてもブチギレますわ。
なるべくネタバレ無しの感想
端的にまとめるとこんな感じです。
- 諸星大二郎の妖怪みたいな無惨
- 猗窩座の人生、ドラゴン怒りの鉄拳やんか…!
- 善逸、善逸うう!
- 童磨の慇懃無礼なディスり会話は今後見習っていきたい
- しのぶさん、がんばった、がんばったよ…
- ザ・ワールド発動してる…
- なんか知らないが、さっきから涙が止まらない
特に、猗窩座の人間時代はまんま、ブルース・リーの『ドラゴン怒りの鉄拳』を思い出しました。師匠を殺され、虐げられた武人のお話です。
以前SNS等で「猗窩座って実はいい奴」という書き込みがあって、なるほど確かにって思いました。鬼にも救われるというか、救われる要素があるんですよね。
もし猗窩座の少年時代に火付盗賊改方が長谷川平蔵(鬼平)だったなら、こんなことにはならなかった。本当に、鬼殺隊になるか、鬼になるかは環境と出会った人次第なんですよね。
そして、逆境に会った時にどうするか。鬼という煩悩を画面で突きつけられるたび、自分がどう生きるかを考えなきゃなって思います。
