マリリン・モンロー主演映画『バス停留所』。モンローの歌と演技は抜群ですが、設定が今の世だとちょっと賛否両論ありそう。
『バス停留所』あらすじ
モンタナの牧場育ちの野生児ボーは、ロデオ大会に出場するためアリゾナ州フェニックスにやってきた。
そこで酒場のショーガール・シェリーに一目惚れ。
強引にチェリー(ボーはこう呼ぶ)と結婚を迫り、逃げ出そうとするシェリーを無理やりバスに乗せてしまい…。
現代ならセクハラかストーカーで捕まってる
公開が1950年代ですから、女性差別や男尊女卑がまだまだアメリカでもあった時代。
仕方がないにしても、嫌がって逃げるシェリーをボーが投げ縄で捕らえたり、いきなり担ぎあげたりと、動物や奴隷のような扱いは観ていて不快でした。
ボーは大声で「しけた店だな!」とか言っちゃうし。
あんなにシェリーに執着してたのに、自分が負けた姿を見られたとたん「みっともないから別れる」とかいいだすし。
自分の感情ばかりを前面に押し出して、相手の感情をそんたくしない。
確かにピュアではあるんだけど、私は嫌だわ、こういう男。現代だったらすぐセクハラ容疑で通報されるぞ。
「最初は、あの人がお前に相応しくないと思ったが、今は、お前が、あの人に相応しくない。」
お目付け役のヴァージルのセリフがボーとシェリーの関係性をうまく表していて好きです。
それにしても『第三の男』のホリー、『慕情』のマークといい、50年代の男は、女の気持ちをお構いなしに自分の気持ちを押し付ける男が目立つなあ…。
マリリンの演技
アクターズ・スタジオ後の出演映画。
そのせいか、マリリンの表情ひとつひとつに深みがあって美しかったです。やっぱりマリリンはかっこいいよなあ。
